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元気に長生きして欲しい!シニア猫へのフードの与え方を工夫しよう



人間同様、猫も歳をとってくるとだんだんと食欲や消化能力が落ち、若い頃と同じ食事というわけにはいかなくなります。

食欲のあるシニア猫もいますが、若い頃と同じ食事だと太ってしまいますし、逆に食べられる量が少ないと栄養が不足しやすくなってしまうんです。

肥満や栄養不足は病気のもとですし、栄養が不足すると老化スピードもあがるなど、毎日の食事は猫の健康や寿命に大きな影響を与えます。

誰だって、飼い猫には元気で長生きしてほしいですよね?
それには、猫の体や食事についての知識が必要不可欠です。

今回は、シニア猫に与えるフードの選び方や、与える場合に気を付けたいポイントについてまとめました。





シニア猫は何歳以上?猫の老化のサインとは

シニアという言葉に、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

人間で考えると60歳以上、70歳以上くらいの年齢層をシニアと呼ぶことが多いですが、猫はちょっと違うんですよね。

以下をご覧ください。



シニア猫とは何歳以上の猫をさす?



猫の1歳は、人間でいう20歳前後にあたります。生まれてからたった1年で、大人になってしまうんです。

そして7歳を越えると、一般的には「シニア猫」や「老猫」といった呼び方をされます。

猫の7歳は人間で言うと45歳前後、猫の10歳は55歳前後。
人間で考えるとまだシニアと呼べるような年齢ではありませんが、若いともいえません。

人間と同じく、やはり猫も歳をとると老化していきます。
体力も落ちますし、外見も変わってくるんです。

例えば、7歳を過ぎてくると以下のような兆候が現れはじめます。


・白髪がふえる
・歯が抜ける
・眠る時間が長くなる
・足腰が弱る
・口臭が強くなる
・毛づやが悪くなる
・認知症のような症状が出る
・あまり遊ばなくなる
・目ヤニが増える

人間に起こりうる老化現象と、似たようなものだといえるでしょう。

しかし猫は、人間よりも老いるのが早いです。
老いるスピードが早いということは、寿命がくるのも早いということ。

老いてきた飼い猫を見て、なんとなく悲しい気持ちになってしまう飼い主もおられるのではないでしょうか?



ただ、飼い猫は野良猫に比べると、かなり長生きするんですよね。

猫によって差がありますが、野良猫の平均寿命が2~5年なのに対し、 飼い猫の平均寿命は12歳~18歳程度と、倍以上の年数を生きています。

以前は、飼い猫も10歳を超えることは稀だったのですが、現在は昔と比べて飛躍的に伸びており、 ときには20歳、人間で言うと100歳近くまで生きることも珍しくありません。




最近の猫の寿命が延びた理由は?



昔と比べ、最近の猫の寿命が延びた理由には、食事をはじめとする生活環境が大きく変化したこと、 また病気にかかりにくくなったり、ストレスが減っていることなどがあげられます。

中でも食事の影響は大きいです。

これほどまでに長生きするようになった背景には、食事内容に気を付ける飼い主が昔よりも増えたという現状が大いに関係しているでしょう。

逆に考えると、飼い猫に少しでも長生きしてもらうためには、食事の内容や頻度に気を配る必要があるといえます。

これまであまり猫の食事にこだわってこなかった場合でも、 今からでも食事に気をつけることで、できるだけ病気にかかりづらくしたり寿命を伸ばすことはできるはずです





シニア猫のフードを選ぶ場合に心がけたいこと

シニア猫は若い頃と比べると代謝や運動量が落ち、同じ量のご飯を食べても消化吸収がうまくできなくなります。

消化吸収が上手くできなくなるということは、摂った栄養が体内で活用されづらくなるということ。 加えて、食欲も落ちやすくなるんですよね。

そのため、少量でも栄養を充分に摂取させる工夫が必要です。



たんぱく質は「高品質」なものを意識して与える



肉や魚といったたんぱく質は、肉食動物である猫にとって欠かせない栄養分です。

シニア用フードでは、腎臓への負担を抑えるために低たんぱくで作られているものもありますが、 病気でないのなら、シニアだからこそ高品質・高たんぱくを意識するべきでしょう。

たんぱく質には内蔵や筋肉・皮膚・毛の健康を保つ役割があります。不足すると免疫力が低下して病気にかかりやすくなることも。



とはいえ、若い猫に与えるような高たんぱくな食事を与えるのはよくありません。

ここでいう「高たんぱくを意識する」というのは、シニアだからといって、むやみにたんぱく質食材を減らさないということを意味しています。

もともと猫は腎臓を悪くしてしまいやすい生きものであり、高たんぱくすぎる食事は腎臓に負担がかかりやすくなります。

特にシニアになるとその傾向が強まるため、 たんぱく質がそこそこ多めに配合されつつも、ナトリウムやリンの量が少ないキャットフードを選ぶと良いでしょう。(以下例)

シニア向けをうたったフードで、なおかつたんぱく質量やミネラルなどの栄養素の量がちゃんと確認できるものだと安心です。


このグレインフリーキャットフードはたんぱく質は30%~と多めですが、脂肪が14%~と抑えられており、活動量が減ったシニア猫に向いています。

リンの数値は約0.6%と少なめ。
ミートミールや副産物等は一切使用していない、鮮度にこだわったフードです。

※あくまでも例であり、必ずしも全てのシニア猫の体にあうわけではありません。



大量には食べられないシニア猫にとって、より高品質なたんぱく質を与えることはとても大切です。 品質の高いフードなら、少量でも必要な栄養をしっかりと補うことができます。

食べる量が減るからこそ、猫に必要な栄養がたっぷり詰まったフードを選んであげてください。

なお、すでに腎不全などを発症しているシニア猫には、単にシニア向けや腎臓への配慮をうたったキャットフードではなく、 医師の指示のもとに専用の療法食を利用する必要がありますので、ご注意ください。




脂質はほどほどに でもむやみに悪者扱いしない



たんぱく質同様、シニア用フードでは脂質を抑えているものも存在します。

しかし、猫にとって脂質はエネルギーに替わる大切なもの。脂溶性ビタミンの吸収を良くする効果もあります。

摂りすぎは消化不良や肥満を引き起こすこともありますが、現在猫にダイエットが必要であるなどの理由がない限りは、 抑えすぎる必要もありません。

適度に脂肪が入ったキャットフードを選びましょう。




食欲があるのならカロリーは控えめに



シニア猫は基礎代謝が落ち、運動量も減ります。
若い頃と同じ量のエサを食べ続けてしまうと、完全にカロリーオーバーに。

活動量が減るとともに食欲も落ちているのならばともかく、 食欲がそこまで落ちていないのなら、量は同じでもカロリーを抑えたフードに徐々に切り替えていきましょう。

良く食べるということは、消化吸収力が優れているということなので悪くはありませんが、 太らせてしまうと後々ダイエットをする羽目になります。

若いころから食い意地が張っている猫は、シニアになってもそうであることが多いため気をつけてください。



一方で、猫に食欲がない場合は、できるだけカロリーを摂取させるような工夫が必要です。

食べないと、どんどん弱って病気にかかりやすくなりますし、 筋肉も落ちてしまうのでさらに活動量が落ちてしまいます。

食欲がない猫には、嗜好性の高いシニア猫用の流動食(ペーストやリキッドタイプなど)を利用するというのも手です。




添加物は極力とらせない



安価なキャットフードには、着色料や保存料といった添加物が多く使われています。

そういった添加物は体に必要ではないだけでなく、内臓に負担をかけたり、アレルギーの原因になることもあります。

まだ若い猫になら少々は問題にはならないかもしれませんが、 ただでさえ体の機能が落ちているシニア猫には、特に与えたくないものの一つです。



また、安価なキャットフードには添加物だけではなく、消化の悪い穀物が多く使われていたり、 たんぱく質食材の品質も良くないことが多いのですよね。

体にできるだけ負担をかけず、かつ必要な栄養をしっかりと摂るためにも、 添加物の使用が少ない品質の高いキャットフードを選びましょう。





若いころと同じではダメ!シニア猫への食事の与え方について

人間と同じで猫も年をとるとともに、若い頃のようにスムーズにフードを食べられなくなる場合があります。

できるだけ食べやすく、また消化吸収が良くなるような工夫をとりいれてみてください。



柔らかいフードを中心に与える



猫は特に12~13歳を過ぎてくると、歯やアゴがだんだんと弱ってきて食べものを咀嚼しづらくなります。

歯が弱ったり、あるいは抜けてしまってもカリカリを食べるような猫もいる一方で、 しっかりと噛めないために満足に食べられなくなる猫もいるんです。

噛めないと丸呑みすることになって消化に良くありませんし、 量を食べられないので栄養不足に陥ることも。



柔らかい食べものばかりを食べさせることは、若い猫には口内環境を悪化させやすいという理由でおすすめできませんが、 シニア世代の猫は別です。

スープやとろみのついたものなど、食べやすく工夫したシニア用のエサも多数市販されていますので、 食べにくそうにしていたり、食べる量が少ない場合はそういったものを利用してみましょう。

ドライフードを与えたい場合は、水や猫用ミルクでふやかすと柔らかくなって食べやすくなりますし、 ウェットフードを与えるよりもコストダウンになります。

参考:ドライキャットフードのふやかし方と、ふやかしたフードを与えるメリットやデメリットについて解説!

ただし猫が食べてくれるかどうかはわからないため、少しずつ試しましょう。




楽な姿勢で食べられるよう工夫する



猫はもともと食道がまっすぐなため、頭を下げた状態で食事をとると負担になりやすく、ゲップや嘔吐の原因となることがあります。

またそれが原因で、食事を残す猫もいます。

少しでも楽な姿勢でごはんを食べられるよう、食事用の台や、滑りにくく背の高い器を用意してあげると良いでしょう。



食べやすい環境を整えることによって不快な症状をなくし、食べにくさによるストレスを軽減できます。




小分けにして何度も与える



猫もシニア世代になると、1回に食べられる量がだんだんと減ってきます。

1度にたくさん食べられないのに、食い意地が張っているがために出したフードを全て食べる猫もいますが、 食べたあとに吐くパターンが少なくありません。

若い頃は1日2~3回で済んでいた場合でも、一度にたくさん食べられなくなってきたなと思ったら、4~6回程度に小分けして与えるのが理想的です。

朝に食が進まなくても、少し時間が経ってから出すと食べてくれることもあります。




水分補給をしっかりとさせる



猫は腎臓を悪くしやすいため、シニアになる頃には何らかの腎臓疾患を抱えていることが少なくありません。

腎臓疾患には水分補給がとても大切。
水分不足で尿が濃くなると、腎臓にますます負担をかけてしまうからです。

ただ、猫はもともと水を積極的に飲まない上に、シニアになると喉の乾きを感じにくくなるため、ますます飲まなくなりやすいんです。

可能であれば家の何ヶ所かに分けて水飲み場を設置し、いつでも新鮮な水を飲める環境を整えてあげましょう。 以下の記事に載せているようなウォーターファウンテンを設置しておくと、いつでも新鮮な水を与えられますよ。

参考:猫にとって水を飲むことは病気予防にもつながる 水を飲みやすくする工夫をしてみよう

それでも水をあまり飲まない場合は、ウェットフードやふやかしたドライフードをうまく活用しましょう。





まとめ



猫は、人間のおよそ4倍の速さで歳をとっていきます。
特に子猫~成猫時代は、人と比べてものすごく年を取るのが速いです。

人とは時の流れの感覚が異なるため、ある日ふと猫を見て、いつのまにか老いてしまったことに気づいて驚く方もいるかもしれません。

現在、まだまだ若いと思っていても老いはすぐにやってくるんです。

できるだけ長く一緒にいるためにも、シニアと呼ばれる年齢が近づいてきたら、 これまで以上に食事の与え方やエサの内容に気をつけてあげましょう。


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