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ドライキャットフードのふやかし方と、ふやかしたフードを与えるメリットやデメリットについて解説!



子猫の離乳食がわりや、猫に食欲がないとき、歯が弱ったシニア猫に与えるのに便利なのが ドライキャットフードをふやかす方法です。

ウェットフードを買うよりも安く済み、水分も同時に摂取させる事ができるとあって、実践している飼い主さんは多いのではないでしょうか?

しかし、ふやかす際には気をつけなければならない点もあります。

今回は、猫にドライフードをふやかして与えるメリットやデメリットと、 フードの正しいふやかし方についてついてまとめました。





ふやかしたドライキャットフードはどんな場合に与える?

ドライキャットフードは、そのままでも必要な栄養がとれるように作られています。

なので、普通に食欲があって食事をとれる猫には便利なものなのですが、 まだ食べる力が弱い子猫や、弱った猫、シニア猫などには食べづらいことがあります。

ドライフードをふやかして食べさせる方法は、そんな場合に有効です。
以下に、例をあげてみました。



離乳食がわりとして



子猫の食事をミルクからドライフード(カリカリ)に切り替えるのは、生後2ヶ月~3ヶ月頃が目安。

ただ、ミルクを飲んでいた子猫にドライフードを急に与えても、食べてくれないことが多いです。 咀嚼力が強くはないので、食べづらいんですよね。

そんな場合にフードをふやかして与えることで食べやすい状態にしてあげれば、スムーズにドライフードに移行させることができます。

これで食いつきがいいようなら、不必要に子猫用の離乳食を買い揃える必要もありません。




食欲がないときに



夏バテや病気で体調が悪いときは、柔らかいもののほうが食べやすくなります。

猫が自分からフードや水分をとろうとしないときでも、ふやかしたドライフードならすんなり食べてくれることがあります。

必要な栄養だけではなく、水分も摂取することができるため一石二鳥です。




歯が弱ったシニア猫に



猫も10歳を越えてくると、だんだんと歯が弱って固いものが噛みにくくなってきます。 最近食欲がないと思っていたら歯肉炎や口内炎があった、というケースもあるんです。

このように、噛む力が衰えたシニア猫にはドライフードをふやかしたり、ウェットタイプの食事を与えるといいでしょう。

もともと缶詰やスープタイプを食べてくれる猫なら問題ありませんが、好みによってはドライフードしか食べない子もいます。

そんな猫にはドライフードをふやかして与えてみてください。
柔らかく飲みこみやすくなるため、よく食べてくれるようになる可能性があります。





キャットフードをふやかして与える場合のデメリットも知っておこう



ドライキャットフードをふやかして与える方法には、メリットもありますが同時にデメリットも存在します。

両方を認識した上で、上手に使うようにしましょう。



メリットは「食べやすくなること」

ドライフードをふやかす最大のメリットは、噛む力が弱い子猫やシニア猫でも食べやすくなるということ。

ふやかすことで水分量が増え、少ない量でも満腹感が得られますし、不足しがちな水分も補給できます。

水をあまり飲まない猫に、ときどきふやかして与えるのも良いでしょう。 病気などで薬を飲ませなくてはならない場合に、ふやかしたドライフードに混ぜ込む(※)という手もあります。

※食べものの風味が少しでも変わるととたんに食べなくなる猫もいますので、そこは臨機応変に。



あと、比較的高価なウェットフードを買い揃えて試すよりも、ドライキャットフードをふやかしたほうが安価で済むというメリットもあります。




デメリットは「手間」と「口内環境の悪化」

ドライキャットフードは一度ふやかすと保存がきかないので、一食分ごとに作る手間がかかります。

手作り食よりは全然楽ちんですが、ドライフードのようにサッとお皿に出してすぐ出すわけにはいかず、 毎食ごとに準備の時間がかかってしまいます。

ドライフードって結構硬いので、ふやかすのって時間がかかりやすいんです。
これが1日に数回となると、面倒に感じられるかもしれません。



あとドライフードの硬さには、歯みがき効果や毛玉ケアの効果も期待できます。 噛むだけで、歯を磨いているような効果が得られるんですよね。

逆に柔らかいものばかり食べさせていると、口内環境が悪くなるとも言われます。 猫の口内環境が悪くなると歯石がついたり、口臭が発生したり、歯周病や虫歯になってしまう恐れがあります。

なので、ふやかすのは必要な時だけにとどめ、普段の食事はドライフードを中心に考えてください。





ドライキャットフードの正しいふやかし方、知ってますか?

ドライキャットフードの実際のふやかし方について見ていきましょう。

ふやかすだけでしょ?と思われる方もおられるかもしれませんし、実際その通りなのですが、 水の量や温度など作る段階になって迷う方は少なくありません。

簡単にではありますが、ふやかし方の目安をまとめてみました。



まとめてふやかさず、一食分ずつふやかす

【ドライキャットフードのふやかし方】
・適量のフードを器に入れる
・ドライフードが浸る程度に水を加える
・10分~15分ほど放置

キャットフードの外袋の裏面に、猫の体重別に1日の摂取適正量が書いてあるはずです。 それを参考に一食分を計り、フードが浸る程度に水を加えます

10分~15分ほど放置すると表面がふやけて柔らかくなります。

早くふやかしたい場合は、ぬるま湯を用いると短時間でふやけます。 熱湯はフードに含まれるビタミン等の栄養素が破壊されてしまう可能性があるため、ぬるま湯にしてください。

放置しすぎると大きく膨らんで風味や食感が損なわれてしまうため、少し芯が残っている程度で与えるのがベスト。

子猫の離乳食に使う場合は、ミルクでふやかしてもいいでしょう。
その方が抵抗なく食べてくれるかもしれません。



なお、その都度ふやかすのが面倒だから、1日分を一度に作って置いておこうと考える人もいるかもしれません。

ですが、キャットフードは栄養豊富な食べものであるため、水分をたくさん含んだ状態で放置するとフードが劣化したり、 季節によっては腐る可能性があります。

また、水分を加えて時間を置きすぎることでドライフードの風味が変わってしまい、猫が食べてくれなくなることも。

手間がかかるとはいっても手作りごはんよりは楽なのですから、面倒くさがらず、一食分ずつ食べきれる量だけをふやかすようにしましょう。

どうしても面倒な時は、ドライフードをふやかすのではなくウェットフードを利用するのがおすすめです。




ふやかしたキャットフードを軽く温めても



猫がもっとも食べものをおいしいと感じる温度は、35℃程度だとされています。

食欲がないなどの理由で、ふやかしたフードへの食いつきが悪い場合も、レンジで10秒ほど温めるとにおいが立って食べてくれることがあります。

ふやかしたドライフードだけではなく、ウェットフードを与える時にも使える手です。



ただし、温めすぎないように注意してください。
特にレンジを使う場合は、フードの温度にムラが出やすいため、加熱しすぎると猫が火傷する恐れがあります。

あとふやかしたドライフードは雑菌がわきやすいため、もし食べ残した場合はその都度破棄するようにしましょう。





猫の状態によってふやかし方を工夫する

基本的には、ドライキャットフードのふやかし方は前にご説明した方法でOKですが、 猫の状態にあわせてふやかし方を工夫してみるのもおすすめです。

以下をご覧ください。



子猫にふやかしたフードを与える場合は、徐々に水分を少なくする



子猫にふやかしたキャットフードを与える目的は、ドライフードの味に慣れさせ、徐々に硬いドライフードへと移行させるためです。

子猫が生後2ヶ月~になったら、ドライキャットフードをふやかして与えてみましょう。

はじめのうちは硬さが残っていると食べづらいこと、また飲みこんで喉を詰まらせる恐れもあるため、 加える水の量はやや多めに。ドライフードの中までしっかりとふやかすように時間をおきます。

慣れてよく食べるようになったらふやかす水分の量を減らし、 徐々に硬いドライフードに慣れさせていってください。

猫にもよりますが、3カ月を過ぎる頃には通常のドライフードを食べられるようにしたいものです。




老猫は食べやすく、食欲をそそる工夫を



老猫にふやかしたドライフードを与える目的は、食べやすくするため、また消化しやすくするためです。

人間と同じで、猫も歳をとると咀嚼力や消化力が落ちていくため、ドライフードだと食べづらいことがあります。

ウェットフードに切り替えるのもありですが、頻繁にだとコストがかかること、また栄養バランスはドライフードの方が優れているため、 ドライフードが嫌いで食欲落ちているのではないのなら、ふやかしたドライフードを与えてみるとよいでしょう。



老猫に与えるドライフードをふやかす場合は、基本的には先にご説明した作り方でOKです。

子猫に与える時とは異なり、最初からあまり柔らかくしすぎないことと、 食欲がない時は軽く温めたり、ちょっとだけ味に変化をつけるのも良いでしょう。

ちなみに、食べづらいとか食欲がないなどの理由ではなく、単純に味に飽きてしまったという理由で食べないこともあります。

そんな時には、嗜好性の高いウェットフードをふやかしたドライフードを混ぜて与えてみたり、 ふやかす際に水ではなく薄いスープ(※)をつかうのも、風味が変わってよく食べてくれる可能性があります。

※味のついたスープではなく、例えば鶏のゆで汁をこしたものなど





食欲がないのか、それとも食べづらいのかを見極めよう



離乳食期の子猫はともかく、猫の食事があまり進んでいないと食欲がないのかなと思ってしまいがちですが、単にフードが硬くて食べづらいだけという場合もあります。

そんな噛む力が弱い子猫やシニア猫をはじめ、体の調子が悪くて食欲がない時には、ふやかすだけで食べてくれるようになる場合もあるんですね。

ドライフードをよく食べているのなら、ふやかして与える必要は全くありませんが、猫がドライフードを食べにくそうにしていたら一度試してみてください。


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