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化粧品材料のセラミドを購入する場合に注意すること セラミドならではの効果が発揮できるセラミドを選ぼう

乾燥肌の方にはおなじみの成分である、セラミド。

セラミドも、化粧品材料として市販されているものを買えば、簡単に普段のスキンケアに取り入れられるということ、ご存知でしょうか?

セラミド化粧品って価格が高いものが多いですよね?
しかし、化粧品の材料として売られているものを買えば、コストを抑えることができます。

ただ、セラミドってさまざまな種類があるんですよね。

多くの方は、高い保湿効果を求めてセラミドを利用するのではないかと思われますが、選ぶセラミドの種類によっては、使う意味があまりない…なんてことにもなりかねません。

セラミド配合の化粧品を買うにしても、化粧品材料のセラミドを買うにしても、セラミドの種類とその性質を知ったうえで選ぶ必要があるんです。

今回は、保湿に効果の高いセラミドの選び方と、おすすめできる化粧品材料のセラミドについてお話しいたします。


なぜセラミドが保湿に向いているといわれるのか

化粧品に使われる保湿成分って、たくさんありますよね。

お手頃なものではグリセリンやBGといったものがありますし、ちょっと高いものだとコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなど、サプリメントなどでもおなじみの成分があります。

単純に保湿するだけなら、特に保湿成分の種類にこだわる必要はありませんが、なぜか乾燥肌にはセラミドがおすすめされていることが多いんですよね。

それはなぜなのか?


セラミドが乾燥肌の保湿に向くといわれる大きな理由は、乾燥肌になる原因そのものがセラミドの不足によるものだから。

肌の表皮の一番上の層を「角質層」と呼びますが、セラミドはその角質層に存在する「細胞間脂質」のひとつです。

角質層に存在する水分のうち、20%程度を皮脂や天然保湿因子が、残りの80%をセラミドをはじめとする細胞間脂質が保持しています。

セラミドは、角質層へ水分を留めるための重要な成分なんですね。

加齢や肌への刺激など、なんらかの理由によって細胞間脂質が減ると、肌に水分を留めることができなくなり肌が乾燥しやすくなります。

逆に考えると、減ったセラミドを角質層内に補ってやれば、乾燥肌は改善するという理屈になります。


セラミド配合の化粧品が、乾燥肌に向くといわれるのは、セラミドを直接塗ることで角質層内にセラミドを補えるからです。

ただし、どのようなセラミドでも補えるというわけではありません。
セラミドの種類によっては、肌の表面に留まるのみで、角質層に補うことができないものも存在します。

高い保湿作用を期待してセラミドを使うのなら、効果のあるセラミドを選ばなくてはならないのですよね。


保湿効果の高いセラミドの種類は?

セラミドは、大まかには以下のような種類に分類できます。

・植物性セラミド
・動物セラミド
・疑似セラミド
・ヒト型セラミド

メーカーによって、呼び名が若干違っていたり、さらに細分化して名前を付けている場合もありますが、 多くのセラミドは上記の4種どれかに分類できます。

これらはどれもセラミドであり、保湿成分として化粧品に配合されますが、人の肌に塗った場合の作用の仕方がやや異なるのですよね。

以下の説明をご覧ください。



植物性セラミド

植物性セラミドは植物原材料由来のセラミド。
米やトウモロコシ、こんにゃくといった材料から作られたものが化粧品やサプリメントなどに使われています。

植物セラミドは保湿作用はあるものの、 肌の表面にとどまるのみで角質層内へは浸透しません。よって、人の肌のセラミドと同じような働きは期待できません。



動物セラミド

動物セラミドは、馬の脊髄から抽出されたセラミドのことで、 人の肌のセラミドと構造は似ているものの、やはり角質層内へは浸透しません。

ただ、肌のセラミド生成を促進する作用が期待できるといわれています。 しかし価格は高めです。



疑似セラミド

疑似セラミドは、石油原料由来のセラミド。

化学合成によって、人の肌に似せて作られてはいますが、やはりこれも人の肌に存在するセラミドとは似て非なるものであるため、同じような働きは期待できません。

ただ、安価に生産できること、また高濃度に配合することで高い保湿効果を発揮できるというメリットがあります。

あと天然成分のように余計な成分を含まないため、敏感肌にも使いやすいです。



ヒト型セラミド

ヒト型セラミドは酵母を利用して生成された、人の肌に存在するセラミドと非常に似た構造を持つセラミド。

今回ご紹介しているセラミドのうち、唯一人の肌の角質層へ浸透できるセラミドです。

セラミド不足の角質層にセラミドを補えるため、乾燥肌のためにセラミドを選ぶのなら、ヒト型セラミドを選びましょう。


補足としてヒト型セラミドにも種類があり、化粧品によって使われるヒト型セラミドの種類は異なります。

セラミドの配合量がある程度多いことも大切ですが、最近は多くの種類を配合した方が、 より高い保湿効果が期待できるといわれており、多種類のヒト型セラミドが配合される傾向にあります。

ヒト型セラミドの欠点は、原材料が高価であるため、配合化粧品の価格が高くなりやすいことです。


化粧品に配合されているセラミドの種類の見分け方

セラミドには大きく分けて4種類が存在しており、うちヒト型セラミドが保湿には効果的だと述べました。

ですが、化粧品に配合されているセラミドの種類を一体どうやって見分ければよいのでしょう?

セラミド配合をメインにした化粧品は、例外なくセラミドを配合していることをキャッチコピーなどで謳っており、 そのコピーを見ただけでは、どのようなセラミドが配合されているのかは具体的にはわかりません。

しかし、セラミドは成分表示には正式な名称で記載しなくてはならないため、 成分表示欄にどのような名称が記載されているのかを確認することで、その化粧品に配合されているセラミドの種類を特定できます。

各セラミドの成分表示欄への記載例は、以下の通りです。

【植物性セラミド】
・植物性セラミド、コメヌカスフィンゴ糖物質など


【動物セラミド】
・ビオセラミド、セレブロシドなど


【疑似セラミド】
・ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど


【ヒト型セラミド】
・セラミド1、セラミド2、セラミド3...
・セラミドNP、セラミドEOSなど

見てのとおり、どれもセラミドと呼ばれる成分でありながら、セラミドという名称を成分表示欄に記載できるのはヒト型セラミドだけなんですね。

その他のセラミドは、セラミドとは似ても似つかない名前で記載されることがほとんどなんです。

ちなみに、ヒト型セラミドにも複数の種類が存在すると述べましたが、その種類の違いは、セラミドという名称の語尾につく数値や、アルファベットによって区別されます。

化粧品の成分表示欄を見て、「セラミド+数値」「セラミド+アルファベット」という名称の記載があれば、その化粧品にはヒト型セラミドが使われていると考えても大丈夫です。



ヒト型セラミドを配合した化粧品の製品例

市販品で、ヒト型セラミドを配合した製品には以下のようなものがあげられます。
もちろん他にもたくさんありますが、自分が実際に使って特に良いと思ったものを載せています。

小林製薬のヒフミドは、セラミド配合量の圧倒的な多さで注目の製品。なんとクリームには、ヒト型セラミドが4%濃度で配合されています。 4%濃度って、セラミドではあり得ないくらい多いです。

配合されているセラミドの種類は、セラミド1、2、3の3種類(2018年4月30日時点)。

そしてティモティアというメーカーが販売する「保水バリアクリーム」は、単にヒト型セラミドを配合するだけではなく、独自の技術を用い、人の肌に存在するセラミドと同じ「ラメラ構造」の形で配合しています。

これ1つでセラミドだけではなく水分も補える、敏感肌の方にも使いやすいセラミドクリームです。

あと、ETVOS(エトヴォス)のモイスチャーラインはヒト型セラミド1、2、3、5、6(2)と多種類を採用、さらにティモティアと同じくラメラ構造の形で配合しているため、角質層へスムーズに浸透します。

洗顔用のクリアソープにもセラミドが配合されているため、 とにかく乾燥しやすい方にも使いやすいはずです。(洗顔はセラミドが減る原因の1つであるため、そこでセラミドを補えるのは大きい)



価格が安すぎるセラミド化粧品には手を出さない

プチプラと呼ばれるような安価な化粧品の中にも、探せばヒト型セラミドを配合した製品は存在します。

あまり化粧品にコストをかけたくない方、またかけられない方には、そういったプチプラの製品は魅力的にみえるのではないでしょうか?

が、ヒト型セラミド配合の化粧品に関しては、プチプラの製品を使う意味はあまりないかもしれません。

なぜなら、効果を実感できるほどの量が配合されていない可能性が高いからです。

そもそも、ヒト型セラミドの原料自体が高価なものであるため、価格の安い製品に十分な量を配合することは、 常識的に考えて難しいんです。

そういったプチプラのセラミド化粧品を使用して、保湿されている感じがあるとしたら、それはヒト型セラミドによるものではなく、 その他の保湿成分によるものだと思われます。

プチプラ化粧品だと、多分、グリセリンやBG(ブチレングリコール)といった保湿成分が多く使われており、 保湿感はそれなりに感じることができるはず。

ただ、セラミドの効果はまず実感できないでしょう。


ヒト型セラミドを十分量配合した製品は、アイテムの種類にもよりますが、安くても3000円以上はすることがほとんど。

それ以下だと、配合量を抑えることでコストを抑えていると考えられます。

あまりに高価な化粧品を買うのは躊躇してしまいますが、きちんとセラミドを角質層に補える化粧品を使えば、肌のセラミド不足が解消されるに従って、たくさん化粧水を付けなくても済むようになることが多いため、トータルで見るとコスパは悪くないのではと思います。


手作り化粧品用のセラミドはどれを選べばよい?

セラミドを配合した化粧品の選び方については、なんとなくわかっていただけたのではと思いますが、 それでは化粧品材料として販売されているセラミドは、どのようなものを選べばよいのでしょうか?

というわけで、幾つかピックアップしてみました。

ナノカプセルセラミドは、私がよく利用する化粧品材料の専門店 マンデイムーンが販売するヒト型セラミドの原液。

マンデイムーンでは、粉末タイプのセラミドも販売していますが、そちらは米原料由来の植物性セラミドなのですよね。

ナノカプセルセラミドには、セラミド3、セラミド2、セラミド6Ⅱの3種が配合されており、セラミド化粧品を買うよりも かなりコスパは高いです。



ヒューマンパワーセラミドは、ヒト型セラミド2を配合する原液。
原液に使われることの多い界面活性剤やエタノール、鉱物油、防腐剤等を含まないセラミド原液です。

説明を見ていると、化粧水に混ぜるような使い方をする原液ではなく、直接スキンケアに利用するタイプの製品のよう。

なのでセラミドの濃度はあまり高くはないと思われますが、お値段はそこそこお手頃です。



トゥヴェールのリペアエッセンスは、ヒト型セラミドのセラミド1、セラミド3(2種類)、セラミド6に加えて、 角質層でのラメラ構造形成に必要なフィトスフィンゴシン、コレステロールを合計3%配合したセラミド原液。

3%というと少ないように思えるかもしれませんが、濃度は十分です。

セラミドの種類が多いこと、またセラミド以外に必要な成分も配合されており、市販のヒト型セラミド原液ではイチオシだともいえる のではないでしょうか。

実際、他のメーカーのセラミド化粧品に、この原液が採用されている例は少なくないのだとか。

肌に合う合わないはあると思いますが、 自分でヒト型セラミド配合の化粧品を作るには、トゥヴェールのリペアエッセンスは理想的な材料だといえるでしょう。



原液は化粧品に混ぜるためのもの そのまま肌に使うのはおすすめできない

市販されている「○○原液」という製品の多くは、化粧水やクリームなどを作る際に利用するための原液です。いわゆる、化粧品の素なんですね。

ですが中には原液を濃厚な美容液であるかのように、直接肌に塗布している例も見受けられます。

もちろんそういう使い方ができる製品もありますが、基本的に原液は材料のひとつとして利用するものであり、 原液そのものをスキンケアに直接利用するのは、防腐成分等が含まれている点よりおすすめできません。

薄めて利用することを想定しているため、通常の化粧品よりも防腐成分等の濃度が高い可能性があるんです。 場合によっては刺激を感じたり、肌トラブルを起こすきっかけになることもあります。

原液を利用する場合は、必ず説明書や製品ページに掲載されている製品の利用方法を確認するようにしましょう。


セラミド化粧品は、手作りよりも市販品を選んだ方が効果は高い

セラミドがどんなものか、ちょっと使ってみたい…なんて軽い気持ちであるのなら、 自分でセラミド配合の化粧品を手作りするのは悪くないでしょう。

ただ、乾燥肌や敏感肌を改善するためにセラミドの導入を考えている場合は、 市販のセラミド化粧品を使った方が、効果は実感しやすいはずです。


これはラメラ構造のセラミドを配合した、ティモティアの「保水バリアクリーム」


正直言って手作りで、メーカーが開発したセラミド化粧品と同等の化粧品を作るのは難しいです。

乾燥肌はセラミドだけではなく、天然保湿因子も不足していることがほとんどであるため、 多くのメーカーのセラミド配合化粧品には、それらの成分を一緒に配合したものも多く見受けられます。

また独自技術で、セラミドをより肌になじみやすく改良している製品もあるなど、 いち個人では真似できない作り方をしているところも少なくはありません。

単に、化粧品にセラミドを配合しているだけではないんですよね。


もちろん手作りの化粧品は、防腐剤など肌に負担となりやすい成分をできるだけ省けるというメリットがあります。

しかしヒト型セラミドに関しては、その性質上原液(化粧品材料)には防腐成分などが含まれていることがほとんどであり、 手作りするメリットってコストをやや抑えられるくらいのものです。

本気でスキンケアにセラミドを取り入れたいのなら、きちんと肌の構造を考慮して作られた、メーカー製のセラミド化粧品をおすすめします。


私自身に関してお話しすると、いくつかのヒト型セラミド原液を買って化粧品を作ったことはあります。 ですが、巷で言われているようなヒト型セラミドならではの保湿力を実感できず…。

セラミドって大したことないなんて勝手に思いこんでいましたが、 実際に市販のセラミド化粧品を買う機会があって使ってみたところ、自分が作ったセラミド化粧品とは全然違うんですよね。

セラミド化粧品ってそこそこお値段がするものが少なくありませんが、 それでも人気があるというのはこういうことだったのか、と腑に落ちました。

ただ、市販品はシリーズで揃えるとコストがかかるのと、そこまでは必要ないかなと思うので、 現在は市販のセラミドクリームと、手作りの化粧水などを組み合わせてスキンケアしています。


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