基本の保湿クリームの作り方 加熱するタイプの乳化ワックスを使用最近、クリーム作りにインスタント乳化ワックスばかりを使っていましたが、久しぶりに普通の乳化ワックスを使ってクリームを作りました。 インスタント乳化ワックスは材料を加熱しなくても良いため、熱に弱い材料を加えたい場合や、時間がないときにはとても便利なアイテムです。 しかし材料の性質上、オイルを加えすぎると分離してしまうためにオイルをたくさん入れられず、さっぱりとしたクリームに仕上がりやすいのですよね。 夏には良いけど、秋冬になると保湿感がちょっと物足りないんです。 なので乾燥しやすい季節や、もともと乾燥しやすい肌質の方には、熱を加えるタイプの乳化ワックスを使ったクリームのほうが向いています。 熱を加えるタイプの乳化ワックスなら、オイルをたくさんいれても分離しません。 というわけで今回は、マンデイムーンのサイトに掲載されているレシピを元に、残り少ないマカダミアナッツオイルを使ってベーシックな保湿クリームを作ってみました。 以下、クリームのレシピとその製作手順です。 マカダミアナッツオイル配合!シンプルな保湿クリームの材料について今回クリームに加える主材料は、マカダミアナッツオイルのみ。 【材料】 ・精製水 : 20ml(=20g) ・ビーカー2つ(耐熱性) ※使用する器具は、必ずエタノールで消毒しておいてください。 上記のレシピで、大体35g前後のクリームができあがります。 加えるオイルの分量が、インスタントタイプの乳化ワックスを使ったときよりもやや多いため、保湿効果は高め。 インスタント乳化ワックスだと、全体量の10~12%程度しかオイルを加えられないんですよね。それと比べると、今回のクリームはリッチな使いごこちになるはずです。 加えて、インスタント乳化ワックスを使って作ったクリームは独特のにおいがありますが、今回の乳化ワックスを使って作ったクリームはほぼ無臭。スキンケアアイテムのちょっとしたにおいが気になりやすい…なんて方にもおすすめです。 なお、今回はマカダミアナッツオイルを使って作りましたが、オイルはほかの種類でもOK。オイル以外のアイテムを入れるのもありですが、その場合は素材同士の相性に気をつけるようにしてください。 あと今回は説明しませんが、ワックスの量を加減すれば乳液も作れます。 注意点は、ワックスが溶けるまでしっかりと加熱すること。 そしてよく混ぜるすること。 作ったクリームの使用期限、冷蔵庫保存で大体2~3週間。もう少し持たせたい場合、また腐敗が心配であれば、天然成分で出来た抗菌エキスACEを加えると良いでしょう。 【ポイント】 ・ワックスが溶けるまでしっかりと加熱すること 実際に使用する材料と器具を写真で確認以下、実際に使用する材料、器具や容器です。 エタノールはドラッグストアで買えます。 マカダミアナッツオイル。
精製水。
エマルシファイイングワックス。 ワックスってさまざまな形状の製品がありますが、これは粒が細かいため、分量の調整がしやすいんですよね。 マカダミアナッツオイルクリームの作り方について解説作っていきます。 まず耐熱用のビーカーにオイルを15g、ワックスを4g加え、軽く混ぜてなじませます。 加熱はワックスが完全に溶けるまで行います。
ワックスが完全に溶けた状態。 一方で、別の耐熱容器で精製水20gを沸騰するくらいまで加熱します。 オイルが冷めてしまわないよう、手早く行ってください。 加熱した精製水。 この精製水をオイルに少しずつ加えながら、泡だて器で混ぜていきます。 ワックスが溶けたオイルに水を入れて混ぜた状態。 人肌程度に冷めるまで、ずっと混ぜ続けて下さい。 液が冷めてくると、固まって滑らかなクリームになります。 ふわふわの柔らかいクリームです。 失敗しなければ上のような状態になりますが、混ぜ方が足りなかったり、混ぜ始める際の温度が低かったりすると、分離する事があります。
容器に詰めました。
とても滑らかで保湿感の高いクリームです。 今回作ったクリームの量はそれ程多くはありませんが、オイルの含有量が多く使う量が少なくて済むため、結構長持ちしました。 この基本のクリームの作り方さえ覚えておけば、加える材料を変えるだけでさまざまなクリームを作ることができます。 簡単なので、興味をお持ちの方は挑戦してみてください。 関連する記事 |