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猫の多頭飼いのコスト問題…価格と品質の両立を考えたキャットフード選びについて



不思議なもので、猫を飼っている家には自然と猫が寄ってくるもの。猫好きが講じて、2匹3匹と頭数が増えていく家も多いでしょう。

1匹だけならじっくりと手をかけられても、頭数が増えてくるとそうもいかなくなります。

特に困るのがキャットフードではないでしょうか?
与える手間が増えるという問題もありますが、それ以上にコストがかかります。

フードにコストをかけられるのならばまだしも、高いキャットフードをたくさん買うのは難しいというご家庭もありますよね。

今回は、そんな多頭飼いの場合のキャットフードの選び方の一例や、与え方について解説したいと思います。





多頭飼いのキャットフードを選ぶ際に心がけたいこと

まずは、多頭飼いの環境に向くキャットフードの選び方について見ていきましょう。



全年齢対応のフードを使う



通常、ホームセンターやペットショップで売られているキャットフードは、子猫用・成猫用・シニア用に大きく分かれています。

中には1歳~3歳用、12歳以上用など、細かく年齢別に分類されているものも。 しかし、年齢の異なる猫を何匹も飼っている場合は、複数を揃えると管理が大変になりますよね。

そこでおすすめなのが、全年齢対応のキャットフード。
細かい年齢別の区別がされていないため、飼っている猫すべてに同じフードを使うことができます。




小分けになっているものを選ぶ



多頭飼いの場合、1ヶ月間に購入するキャットフードの量も必然的に多くなります。

大袋で買った方が割安であるため、はじめから大容量のキャットフードを買う方は少なくないと思いますが、 大きな袋にそのままフードが入っているタイプは、開封すると空気に触れて酸化してしまう恐れが。

費用の問題もありますが、消費日数などを考慮したうえで小分けにパックされているタイプを選ぶと、新鮮さを保つことができます。

もしくは、キャットフードの大袋を開封したら、密閉できるフードストッカーに移しましょう。 容器内の脱気がおこなえるストッカーだと、鮮度を保ちやすいです。


コストをかけられるのなら、今後のことも考えてシーラー(袋の開口部を密封する機械)を買っておくとなにかと重宝すると思います。

ただし、あまりに安すぎるシーラーは空気が漏れたりしやすいので、ちゃんとした品質のものを揃えるようにしましょう。




いつでも手に入りやすいキャットフードを選ぶ



通販でしか手に入らない、こだわりのキャットフードを使っている飼い主さんもいるかもしれません。

なんとなく良さそうな感じがしますが、 そういったキャットフードは原材料へのこだわりから防腐剤を使用していないことが多く、 市販のキャットフードのように長く持たないものも少なくありません。

日持ちしなくても定期的に購入していさえすれば問題はないのですが、 いざ災害が起こって買えなくなることもないとはいえませんし、何らかの事情によって、 他人に猫を一時的にみてもらう必要が出てきたときにフードのストックがないと困ります。

そんな時に、普段使っているフードがどこででも手に入れられるようなものだと、安心です。

原材料などにこだわりが強いと、納得のいく製品を見つけるのが大変かもしれませんが、 猫が好む市販のキャットフードのパターンがいくつかあるといいですね。





キャットフードにコストがかかりすぎる どうする?

多頭飼いでもっとも気になるのが、キャットフードのコストではないでしょうか。

飼っている頭数が多いほど、一ヶ月間のキャットフード代もかさんでしまいます。そのため、少しでも安く大容量のフードを選びたいと思うのが自然でしょう。

ただ、安いキャットフードは品質面に問題があることも少なくはなく、 猫の体のことを考えると妥協にも限度があります。

以下では、キャットフードのコストを抑える工夫や注意点についてまとめてみました。




同じフードでも安く売られている場合がある



同じキャットフードでも、買う場所によって大きく値段が異なる場合があります。

近所のペットショップでは定価で売られているものが、通販ではそれより1000円以上も安く売られていることがあるんですよね。

1回や2回購入する程度ならばともかく、多頭飼いで頻繁に沢山のキャットフードを買わなくてはならない場合、その価格差はバカにできません。

ネットでのキャットフードの購入は相手の顔が見えないこと、また商品の状態を直に確かめられないという不安もあります。

なので安いからといってネットでの購入が最良だとはいいきれませんが、 品質の高いフードをできるだけ安く買いたいのならリサーチは欠かせません。




ドライフードの方がコストは抑えられる



キャットフードにはドライタイプのフード、いわゆるカリカリと呼ばれるフードと、 ウェットタイプのフードが存在します。

ウェットフードの方が嗜好性が高く作られているため、与えると喜ぶ猫も少なくはないのですが、 ドライフードよりも価格が高いことがほとんどなのですよね。

栄養的にはドライフードだけでも問題はないため、キャットフードにあまりコストをかけられないのなら、 できる限りドライフードメインに考えるようにしましょう。

ウェットフードにかかる分のコストを、少しでも品質の高いドライフードにまわした方が猫の体には良いはずです。

お祝いやイベント、ご褒美など、特別な時にのみ、手作りごはんやウェットタイプのフードを与えるとよいでしょう。




定期購入などを利用する



キャットフードのメーカーによっては、定期購入という制度を提供しているところがあります。

定期購入とはその言葉通り、定期的に製品を購入する契約のことで、 申し込むと定期的に製品が送られてきます。

申し込むメリットは、特典があること。

よくあるのは、通常よりも安く製品を購入できる特典や、送料無料となる特典などです。 たくさん買えば買うほどお得になる場合もあります。

あと特典ではありませんが、買い忘れを防ぐ効果もありますね。

必ずしも目当てのキャットフードで定期購入のシステムが提供されているとは限りませんが、 もし提供されているのなら、特典内容などを考慮した上で検討してみるのもありだと思います。



激安商品には注意が必要



猫を飼育すると、食費以外にもさまざまなところでお金がかかります。

なので、できるだけ毎日のキャットフードのコストを抑えたいという方は少なくありませんが、あまりにも激安で売られているキャットフードには注意が必要です。



激安品には猫が必要とするタンパク質の割合が少なく、猫の体では消化しにくい小麦やとうもろこしといった穀類でかさ増しをしている粗悪なキャットフードも多く存在します。

粗悪なフードを与え続けると猫の体調に悪影響を及ぼし、結果的に病院代がかさんでしまう原因にもなります。 たかが食べものだと思う方もいるかもしれませんが、安いフードに変えたただけで体調を崩す子もいるんですよね。

例えば猫が尿結石になってしまうと、治療には万単位のお金がかかります。

症状の程度にもよりますが、重症だと病院での手術代や薬代などで10万円以上かかることもあるなど、キャットフードのコストとは比較にならない出費となる場合もあるんです。



もちろん、キャットフードにかけられるコストには限界がありますが、 粗悪なフードを避けることで病気になる機会が少なくなれば、逆に飼育にかかる総合的なコストを抑えることにも繋がります。

それ以上に、飼い主としても安心感がありますよね。
猫の体のことを考えるなら、なるべく高品質な材料を使ったフードを選ぶようにしましょう。




ほどほどの価格で高品質なキャットフードにはどんなものがある?



前の項で、なるべく高品質な材料を使ったフードを…と述べましたが、 キャットフードの価格は品質に比例します。

高品質であればあるほど価格が高くなるため、多頭飼いの場合には品質を重視といっても限度があります。

1kgあたり2000円も3000円もするプレミアムキャットフードは、 猫の飼育にかけられるコストに余裕がない限りは利用は難しいといえるでしょう。

キャットフードのコストを抑えるのなら、ある程度品質が犠牲になってしまうは仕方がありませんが、 できればたんぱく質原料の配合が多めであったり、体に負担のかかりやすい添加物がつかわれていないものを選ぶのが望ましいです。

例えば…


こちら、グレインフリーで危険な酸化防止剤や保存料は使われていません。 酸化防止剤にはビタミンE(ミックストコフェロール)を使用しています。

第一主原料には生のチキンを使用。
タンパク質35%以上と高タンパクであり、価格を抑えながらもグレインフリーのフードを与えたい方に向いています。

分包タイプである所も便利。
飼い猫の好みに合うかどうかはさておき、価格と品質のバランスをとるにはほど良い製品です。

参考価格:¥1,864(ピュリナ ワン キャット グレインフリー チキン 1.6kg/Amazonで購入/2018年9月27日確認)





ナチュラルバランスは、AAFCO(全米飼料検査官協会)の基準を満たす総合栄養食。キャットフード、ドッグフードでは有名なブランドです

フードには米国USDAによって承認された良質な原材料を使用し、危険な添加物は不使用。

製品にもよりますが、例えばチキンやサーモンを使った全年齢猫用のウルトラプレミアムだと、タンパク質34.0%~と高タンパク。

先にあげたピュリナ ワンよりもやや価格は高めですが、大袋は小袋に比べてかなり割安であるため、 コストを考えながらも品質にも妥協したくない方には最適な製品だと思います。

参考価格:¥7,480(ナチュラルバランス キャット ウルトラプレミアム チキン & サーモン 全年齢猫用 6.80kg/Amazonで購入/2018年9月27日確認)




あと、容量と内容の割に価格がビックリするくらい安いのがこれ。


コストコの自社ブランドである「KIRKLAND(カークランド)」より販売されているキャットフード。

主原料にはチキンを使用。
AAFCO(全米飼料検査官協会)の基準を満たす総合栄養食で、タンパク質は30.0%~と高タンパク。

カークランドのキャットフードにはいくつかの種類があるのですが、 このスーパープレミアムには、穀類にアレルギーの原因となりにくい玄米・白米が使われています。

保存量として亜硫酸水素ナトリウムが使われているところが気になりますが、 日本よりも厳しい基準で作られたフードでありながらこの価格を実現しているのはすごいです。

他のフードと同じく体にあうかどうか、食べてくれるかどうかは猫によるものの、 多頭飼いでどうしてもフードにコストをかけられないご家庭にとっては、選択肢の一つとして悪くないフードだと思います。

参考価格:¥4,000(KIRKLAND スーパープレミアムキャットフード 11.3kg/Amazonで購入/2018年9月27日確認)





補足として、個人的には多頭飼いでコストを抑えたい場合でも、1kgあたり1000~1500円以上のフードは選びたいと考えています。

値段を基準にしているというより、そこそこのクオリティを持つ原材料を用いたキャットフードとなると、 おのずとそれ以上の価格になってしまうのですよね。

さらにコストをかけられるのであれば、もう少しランク上のフードを選びたいです。

キャットフードにかかるコストが気になっている方は、 フードの内容にどの程度まで妥協できるか、またどの程度までならコストをかけられるのかについて、一度きちんと考えてみると良いと思います。

このフードが良い、あのフードが良いという情報は沢山ありますが、そうだとはしても自分が出せる以上のコストをかけることはできません。

どの程度の価格帯のキャットフードなら続けられるかという基準を明確にしておくと、選びやすいのではないでしょうか?





多頭飼いの場合のキャットフードの与え方

次に、多頭飼いの場合のキャットフードの与え方について解説します。
猫の頭数が極端に多かったり、年齢がバラバラに離れている場合だと、ちょっと手間がかかりやすいかもしれません。



猫ごとに容器を分ける



当然だという飼い主も多いとは思いますが、基本的にフードを与える場合は、一頭に一皿ずつ容器を分けるようにしましょう。

大皿に盛って一度に与えてしまうと、力の強い猫や食い意地の張った猫が多く食べてしまい、全ての猫に均等に行き渡りません。

大皿でも仲良く食べている…というご家庭もあるかもしれませんが、 大皿だとどの猫がどのぐらいフードを食べたか、または残したかを把握するのが難しくなります。

食事の仕方は、その猫の体調を把握するための目安になるものであるため、できれば猫毎に分けるのが望ましいです。



あと食べるのが遅い猫は、先に食べ終わった猫にフードをうばわれてしまうのを恐れ、ついつい無理に早食いしてしまうことがあります。

よく噛まずに飲み込むことで吐く原因にもなりやすいこと、また猫のストレスにもつながるため、 どうしても食べるのが遅い猫には、一人になれる場所で与えるなどの工夫をしましょう。




猫によってフードを与える部屋や場所を分ける



腎臓や肝臓に病気があって療法食を与えている、また便秘気味なので一時的にウェットフードを使っているなど、 猫ごとに異なるフードを与えなくてはならない場合があります。

それぞれが与えられたフードをおとなしく食べてくれればよいのですが、 他の猫と異なるフードだとわかると、そのフードを欲しがったり横取りする猫が出てくる場合があるんですよね。

しかし病気やダイエットで異なるフードを食べさせているのですから、きちんとその猫に食べてもらわなくては困ります。

1歳以下の子猫用のフードを大人猫が食べると、肥満を招く恐れもありますし、 療法食を食べなくてはいけないのに、他の猫が食べている普通のフードを口にしてしまうのは問題です。



このように、他の猫とは明らかに異なるフードを使う場合は、与える部屋や時間を変えるのがおすすめです。

部屋を変えてもわざわざ見に行く猫もいますので、 食事の間だけ飼い主がそばで見守り、他の猫のフードを食べようとする猫をけん制するのも効果的。

飼い主がいるとさすがに怒られると思うのか、他の猫のフードを食べたそうにしながらも手を出せないんですよね。 もちろん、他の猫のお皿に顔を突っ込もうとしたら叱ってください。

飼い主には負担ですが、確実な方法です。




食べきれなければ下げる



猫はまだら食いをする動物なので、一度に食べずフードを残すことがあります。 特に食欲が控え目な子は、その傾向が強いようです。

少し食べては休憩して、また戻ってきては少し食べて…を繰り返します。小さい子でいう、遊び食べみたいなものなのでしょうか?

猫が1匹なら問題はありませんが、 多頭飼いの場合、そのままにしておくと他の猫に食べられてしまい、特定の猫だけが食べすぎてしまう原因に。

それが原因で肥満となることもあります。



あと、キャットフードは空気に触れると酸化が進むため、置きっぱなしにすることでフードの品質が低下してしまう可能性があります。

できればその都度、新鮮なものを与えるようにした方が猫の体にも良いため、 フードを出してからある程度の時間がたったらお皿を下げるようにしましょう。





まとめ:多頭飼いはフードの選び方・与え方に工夫が必要



多頭飼いの場合は、猫それぞれの食事量・体調管理に手間がかかります。

手間がかかるのは、多頭飼いをする時点である程度わかっていることではあるのですが、実際にやってみると本当に大変。

毎日の事であるため、多少手抜きといわれようが、飼い主の手間をなるべく省く工夫をすることが大切です。



あと気になるフードのコストですが、お金がかかるからといってあまりにも安価で大容量入りのフードを使うのはおすすめできません。

長い目で見て健康を保つためにも、できる範囲で質のよいフードを選ぶようにしましょう。

猫の病気の治療費や薬代は、本当に馬鹿になりません。
良いフードを与えることが、飼育全体にかかるコストを抑えることにもつながると考え、価格の安さだけに惑わされないようにしてください。


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