胃の調子が… そんな時に私が摂るようにしているサプリメント(iHerb)
誰しも、胃の調子がイマイチ…なんてときありますよね。
私自身も、実はあまり胃は強い方ではありません。
といっても弱いというほどでもないのですが、食事の仕方によっては胃の調子が悪くなることがあります。
特に、肉や卵を多用した高たんぱくな食事が続くと、自分の消化能力を上回ってしまうためか調子が悪くなりやすいんです。
そんな時に私が重宝しているのが、DGLと呼ばれるサプリメント。
最初にいっておくと、薬ではありません。
カンゾウ(甘草、リコリスとも言われる)を利用したサプリなので、どちらかというと漢方薬に近いものといえるのかもしれませんが、薬ではなくサプリメントです。
なので治療が必要な方に向くものではありませんが、
ちょっと調子が…なんて時にあるといろいろ便利なのですよね。
というわけで、他のいくつかのサプリメントとあわせてご紹介します。
DGLって何?
DGLとは、deglycyrrhizinated licorice(脱グリチルリチンリコリス)の略です。
脱グリチルリチンリコリスとは、カンゾウ(甘草、リコリス)からグリチルリチン酸と呼ばれる成分を除去したもののことで、
それがそのままDGLサプリメントとして売られています。
私が飲んでいるDGLサプリメント
日本ではあまり聞きませんが、海外では胃炎や潰瘍など、粘膜の炎症を鎮める目的でよく用いられるサプリメントなのだとか。
このDGLに用いられるカンゾウは、漢方でもよく使われる「甘草」と同じものです。
抗炎症作用が期待できるハーブで、漢方薬を飲まれる方なら一度くらいは口にしたことがあるのではないでしょうか?
このように割と身近なものではあるのですが、カンゾウにはグリチルリチン酸と呼ばれる成分が含まれており、
大量に摂取したり長く摂取し続けていると、カリウムの排泄が進むことによって高血圧やむくみなどの副作用が起こることがあります。
その副作用を低減させるために作られたのが、DGLです。
DGLにはグリチルリチン酸が含まれないため、前述したような副作用が起こる心配をせずにカンゾウを摂取できます。
胃薬を飲めばよいのでは?
胃の調子が悪いのなら、わざわざハーブサプリメントなんて摂らずに胃薬を飲んでおけばよいのでは?と思われる方もいるかもしれません。
確かに、場合によってはその必要もあると思いますが、
日本の胃薬には胃酸を中和したり、胃酸を抑える作用のある成分が配合されていることがほとんどなのですよね。
胃酸過多で胃に炎症が起きているのなら胃酸を抑えれば良い、という考え方には納得できなくもないのですが、
胃酸を抑えると当然ながら胃酸の分泌量が減るため、消化不良に陥りやすくなります。
一時的に胃薬を飲むのならばまだしも、継続的に飲んでいると胃酸が少ないがために食べものが上手く消化できず、
よけいに胃の具合が悪くなる恐れがあります。
そもそも、胃の不具合で悩んでいる人の中には、
胃酸の分泌が悪く食べものが消化できないために胃のむかつきを感じたり、
胃酸不足によって食道括約筋が閉じにくくなるために胃酸が食道に逆流してしまい、逆流性食道炎を発症してしまうパターンも少なくはないそうです。
胃酸不足なのにさらに薬で胃酸を止めてしまうと、よけいに症状を悪化させてしまいます。
もちろん、症状によっては薬が必要な場合もあると思うのですが、
私自身はやや胃酸不足になりやすいということを自覚しているため、
サプリメントを使用して穏やかにアプローチする方法をとっています。
これまで、胃の調子を悪くしたことは何度かありますが、胃薬は多分10~15年以上は飲んでいないと思います。
私が飲んでいるDGLサプリメント
私が現在飲んでいる、DGLサプリメントはこちらです。
DGLに加え、グリシン(アミノ酸)、甘味料などの添加物が配合された製品です。
DGLサプリメントには、DGL以外にもさまざまなハーブを配合したものがあり、
その内容によってお値段に結構差があるのですが、比較的シンプルなものだと1000円台半ばくらいのお値段で買えてしまうのですよね。
私の場合はたまにしか使わないため、1瓶あるとかなり持つなどコスパが高いです。
DGL、グリシンに加え、フルクトース、マンニトール、ソルビトール、ステアリン酸、天然香料、セルロース、
二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウムが配合されています。
口の中でゆっくり溶かしながら摂るタイプのサプリメントであるため、甘味で味をととのえてあります。
1粒が大きく、口の中に入れるとけっこう長く残ります。ゆっくりとなめ溶かすことで、長く食道や胃の粘膜に触れるように作られているのだと思います。
正直言って味は、漢方薬そのものを甘くしたような味でまずいです。
最初のうちは飲むのが苦痛でたまりませんでしたが、続けているうちに慣れました。
このDGL、私は胃の調子が悪いときだけではなく、口内炎ができた時にも使用しています。
普段は口内炎ができても、マルチビタミンBをメガ飲みすることで対応していますが、
生理前になるとどうしても炎症が悪化しやすくなるようで、口内炎ができるとなかなか治りません。
そんな時にDGLを飲みます(なめて溶かす)。
飲んだからといって劇的な効果があるわけではありませんが、今の私には欠かせないサプリのひとつです。
なお冒頭でも述べたように、DGLは漢方のお薬に近いものともいえるため、
現在お薬を飲まれている方や妊娠中の方など、体が通常とは異なる状態にある場合の摂取には注意が必要です。
医師に相談の上、利用するようにしてください。
胃の調子にあわせ、消化酵素や塩酸ベタインなども
DGLは胃の調子が悪くなってしまったときに飲むようにしていますが、
それ以前に胃の調子を良好に保てるよう、日ごろから消化酵素や塩酸ベタインなども適度摂取するようにしています。
消化酵素
消化酵素サプリメントはその名の通り、消化に必要な酵素を配合したサプリメントです。
これまでに様々な製品を試しましたが、サプリによって配合されている酵素の種類や量、質に違いがあるようで、
中には全く効果を実感できないものもありました。
しかしここ2年ほどは、Enzymedicaの製品に落ち着いています。
とにかく酵素製品においてはラインアップが充実しており、ユーザー評価も高いのですよね。
こちらは、EnzymedicaのDigest Basic。
Digest Basicは、炭水化物や脂肪、タンパク質、繊維の分解に働く消化酵素がブレンドされたサプリメントで、
Enzymedicaの総合的な消化酵素の中ではお安いタイプです。
Digest Basicをはじめ、Digest、Digest Goldの順に効力は高くなりますが、その分お値段も高くなります。
今後Digest Basicで物足りなくなったら、上位製品にグレードアップするのもありですが、
今のところはDigest Basicの量を調整することでなんとかなっています。
今から強力なものを使ってしまったら、もっと年をとった時に使うものがなくなりそうだという理由で、
当分はDigest Basicです。
ちなみにこの消化酵素は、日本でよくある酵素ドリンクとは別物であるため、間違えないでくださいね。
塩酸ベタイン(ベタインHCL)
そして塩酸ベタイン。
塩酸とは胃酸のことですが、そのまま飲むことはできないため、塩酸ベタインのかたちで飲めるようにしてあるサプリメントです。
現在飲んでいるベタインHCL
主には胃酸を補うためのサプリメントで、掲載製品はたんぱく質分解酵素のひとつであるペプシンも少量ですが追加されています。
このサプリ、私には本当に強い味方です。
ただしお米やパンなど、炭水化物や脂肪分の消化には意味がありません。肉や卵などのたんぱく質類をしっかり食べた時に利用するものです。
ちなみに私は、胃酸不足といえるほどには胃酸分泌は不足していないと思います。
たんぱく質の摂取量が多くなりすぎたり、忙しい日が続いて疲れがたまると胃酸不足のような症状が出やすくなるので、
体調にもよるのでしょうね。
逆に十分に胃酸が分泌されているときにこのサプリメントを飲むと、胃が重く感じたり、
量を飲みすぎると軽い吐き気を感じることもあるため、胃酸が足りている人にはおすすめできません。
あと、たんぱく質の摂取が少ない食事の時も不要です。
1粒に648mgの塩酸ベタインが入っています。
結構な量です。
以前は1粒飲めたのですが、今は1粒だと私には過剰であると感じることのほうが多くなったため、
面倒ではありますが、以下の小さいカプセルに詰め替えて飲むようにしています。
Now Foodsの空のゼラチンカプセル。
小容量タイプのカプセルであるため、先にあげた塩酸ベタイン1カプセルを3カプセルくらいに分けられます。
粉を詰める時に絶対にこぼしてしまうので、1カプセル当たり200mgくらいになっていると思います。
入れ替えるのが面倒なので、塩酸ベタイン単独のサプリでこのくらいの容量の製品があれば良いのですが、今のところ見つかっていません。
消化酵素に少量の塩酸ベタインを配合したものならあるのですが、塩酸ベタイン単独ではないのですよね。
繰り返しとなりますが、胃酸不足の人には塩酸ベタインは良いものですが、胃酸が十分に出ている人にはおすすめできません。
胃酸が足りている人が、食べ過ぎたときのための対策として用意するのなら、塩酸ベタインではなく1つ前にあげたような消化酵素を配合した製品を選びましょう。
なお先にも述べましたが、サプリメントはお薬ではないため治療はできません。
健康維持目的への活用は可能ですが、過信は禁物です。
具合が悪いときには、病院できちんと診てもらうことをおすすめします。
といいつつ、私自身はほとんど病院に行くことがないので説得力がありませんが…。
梅干しなどの酸っぱいものもおすすめ
胃酸分泌が足りていない人には、梅干しやレモン水のような酸っぱいものを口にするのもおすすめです。
例えば酸っぱいものを食べるところを想像しただけでも、口の中に唾液が分泌されるのがわかりますよね?
酸味のあるものには、唾液だけではなく胃酸の分泌を促す作用もあるため、
胃酸が不足して消化不良になりやすい人は、食事前や食事中にそういったものを口にするように心がけてみてください。
私の場合、胃酸が足りない時には必ずと言っていいほど酸っぱいものが食べたくなります。
体が必要なものを自然に求めているんでしょうね。
で、私自身は梅干しをよく活用しています。
家にはマイ梅干しが沢山あるので。(→マイ梅干しの記事)
梅干しが苦手な方はレモン水を作って少しずつ飲むようにしたり、食事に酢の物を追加するなど、酸っぱいものを取り入れるようにしてみてください。
胃酸不足の時に感じやすい、胃の停滞感がマシになると思います。
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