恐怖やショックでふさぎ込んでしまったときに利用したい精油は?定番4種をご紹介
恐怖を感じたり、大きなショックを受けてふさぎこんでしまうような経験をしたことがあるという方、少なからずおられると思います。
ショックなことがあると、とても辛いですよね。
できれば避けたいものですが、嫌なできごとは自らの意志に関係なく起きるものであり、
避けることはまず難しいです。
ですが、たとえショックを受けてふさぎこんでしまったとしても、その後のケアの仕方によって気持ちの回復スピードは違ってくるはず。
というわけで今回は、恐怖やショックでふさぎこんでしまった気持ちをやわらげるのに向く精油をご紹介いたします。
恐怖やショックでふさぎこんでしまった… そんな時に利用したい精油
ショックを受けて落ち着かないとき、心が緊張状態にある時には以下のような精油の利用がおすすめです。
【恐怖やショックでふさぎこんでしまった時に利用したい精油】
・イランイラン
・ゼラニウム
・カモミールローマン
・ネロリ
よく使われるラベンダーも動揺した心にはおすすめの精油ですが、
今回はあえてラベンダー以外の精油をあげてみました。
ラベンダーをお持ちであれば、利用してみると良いと思います。
上記の精油はいずれも良い香りの精油であるため、単独で使用するのも良いですし、
好みの精油同士をブレンドして利用するのもおすすめです。
恐怖による緊張をほぐしたい時に イランイラン
オリエンタル系の神秘的な香りを持つ精油として、多くの人に親しまれているイランイラン。
イランイラン独特のエキゾチックで濃厚な香りは、ちょっと他の精油ではみかけません。
高貴な女性らしさを感じさせるためか、高級香水にも利用されています。
日常でイランイランのような香りに出会う機会ってまずなく、その非日常な香りは気分を変えるのにぴったりなんですよね。
恐怖やショックによって緊張してしまった心を落ち着かせ、肩の力を抜くのに一役買ってくれます。
気持ちがざわついて眠れないときにもおすすめです。
ただ、個性のある香りであるため人によっては苦手な場合もあること、また濃厚な香りであるため、使いすぎると刺激になる場合があります。
強い香りが苦手な場合は、他のオイルをブレンドして使うようにしましょう。
かんきつ系の精油とあわせると、濃厚さが抑えられやすくなります。
気持ちのバランスを整える ゼラニウム
ゼラニウムは、バラのようなフローラル系の香りと、鼻に通るようなすっきり・さっぱりとしたシャープさをあわせ持つ不思議な香りの精油。
柔らかくすっきりとした香りは、ストレスで怒りっぽくなっていたり、ダメージを受けてしまった心を癒すのに向いています。
まだ心にわだかまりは残っているけれど、とりあえず気持ちのバランスを整えて冷静になりたい…なんて方におすすめの精油です。
甘い香りに癒される カモミールローマン
カモミールローマンは、フルーティーなリンゴに似た香りを持つ精油。
カモミールの香りが好きだという方、多いのではないでしょうか?
私自身も、安らぎの香りといえばこの精油を思い浮かべます。
緊張して肩の力が抜けない、漠然とした不安を抱え込んでにっちもさっちもいかなくなっている…なんて方におすすめです。
興奮して眠れない時や、リラックスタイムに利用するのも良いですよ。
なお矛盾しているようですが、カモミールローマンの香りは優しさを感じさせる甘さと同時に、刺激性も持ちあわせています。
一度にたくさん使うと強い刺激を感じる可能性があるため、使いすぎないように注意しましょう。
どちらかというと控えめに使った方がシャープな香りが前面に出ず、カモミールローマンならではのフルーティーな香りを感じやすいです。
心を軽くしてくれる ネロリ
ネロリはオレンジやレモン、マンダリンなど、かんきつ系の植物の花から抽出された精油です。
オレンジならではのシトラス系とフローラル系をバランスよくミックスしたような、上品ながらも爽やかな香りを持っており、
香水などにもよく利用されます。
オレンジやレモンのようなシトラス系の香りは、やる気を出させるのには向いていますが、落ち込んだりふさぎ込んでいる心には
やや軽快すぎる印象があります。
しかし、ネロリの香りはオレンジやレモンとは異なり、軽さの中に心をいたわってくれるような繊細さがあるのですよね。
余裕がない時、ショックで落ち込んでしまった心を軽くしたい場合に、ピッタリの精油だといえるでしょう。
難点は、やや高価なこと。
他の精油に比べると少々値段がお高いため、あちこちで活用するのは難しいかもしれませんが、それ相応の価値がある精油です。
ここぞという時のために、1つは備えておきたいものです。
落ち込んだ心の回復を早めるための精油の使い方
人間はストレスを感じると、交感神経が高まって血流が悪くなります。
血流が悪くなると、体のすみずみにまで栄養が行きわたりにくくなり、体が冷えやすくなったり肌の調子が悪くなったり、
長く続けば体調を崩す原因にもなってきます。
逆に血流がよくなると体調が上向きになりやすいことはもとより、心もリラックスしやすくなるんですよね。
もともと精油には、血流を良くする作用を持つ成分が含まれていることが多く、
ショックや恐怖によってふさぎこんだ心を回復させるために、精油の利用は効果的です。
特に、アロマ入浴やブレンドオイルによるマッサージはそれ自体が血流を促進するため、
単に精油の香りを吸い込むだけよりもリラックス効果が高いといえるでしょう。
元気でいたい、でもショックや落ち込みで元気が出ない…なんて方は、精油の使い方にもひと工夫してみてください。
日頃から自分が好きだと思える香りを見つけておこう
気持ちがふさぎ込んだ時に精油を利用する場合は、効果・効能を意識しすぎるよりも、できるだけ自分が好きだと思える香りを選ぶようにしましょう。
その香りがあるだけで良い気分になれるような精油がベストです。
私自身は嫌なことがあったり、パッと気分を変えたいときにはカモミールローマンをよく利用します。やさしい甘い香りが大好きなんです。
オレンジも好きな精油の1つですが、なんとも面白いことに、不安を感じているときや心が疲れているときには良い香りだとは思えないのですよね。
良い香りだと思えないのは、その時の自分が必要としているものとは異なるからなのでしょう。
効果・効能を参考にして使うのもありですが、その時の自分にしっくりくる香りって、多分自然にそれだとわかります。
この香りを欲していた、なんていうインスピレーションを大事にしましょう。
日頃から色々な精油を利用するようにしていると、今の気分にはこの精油…なんて具合に、自分の体調や気分にあった香りを選びやすいです。
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