井の頭池の水が空っぽ…「かいぼり」で池を綺麗にするらしい
井の頭公園まで出かけたら、井の頭池の水がなくなっていました。 「かいぼり」とは何?かいぼり(掻い掘り)はその言葉とおり、池や堀にある水を抜いて魚をはじめとする生物を捕獲し、空っぽになった池を天日干しすることを意味します。 もともと「かいぼり」とは、農業用水のための池の水を農閑期の冬場に抜き、堆積した土砂などを取りのぞく目的で行われるものですが、現在では水質改善や外来種の生物を駆除するために、各地で行われているのだとか。 各地で行われているといっても、実際に行われているのを見たのは私は初めてですけどね。 今回かいぼりがおこなわれた「井の頭池」は、面積が大きくかなりの規模となりますが、どのくらい費用が掛かるんだろうかと考えてしまいます。 井の頭池の「かいぼり」の様子は…井の頭池の「かいぼり」、遠くを見るとあまり違和感がないのですが・・ 浅い所を見ると、地面が露出しています。 何かよくわからない、動物の小さな足跡もいっぱい。 橋の下は泥だらけ。 寒い時期にもかかわらず、土の周りを小さな虫が飛んでいて、気持ち悪くてブルッときました... おなじみアヒルのボートも、地面の上に。 実はこのあいだも井の頭公園に遊びにきたのですが、その時にアヒルのボートが一台も出ていなかったんですよ。 ひょっとするとお休みだったのかもしれませんが、多分「かいぼり」が予定されていたからではないのかなと思います。 池の底には投棄された自転車や、電子機器のようなものが落ちていました。 何でも、200台の自転車が投棄されていたのだとか。 自転車持って、捨てにくるんでしょうか… なぜかショッピングカートなどもあったりと、意味不明です。 井の頭池をぐるっと回ると、神田川の水源とされる「お茶の水」があるのですが、そこも水がなくなって干からびたようになっていました。 橋の反対側は、水が全然なく泥だらけでした。 ホースがあちこちにあるのがみえます。 いつも泳いでいるカルガモはどこに行ったんだろうと思っていましたが、井の頭池の隣にあるもう一つの池で泳いでいました。 かいぼりのスケジュールは上記のような感じ。 もう魚を、在来種と外来種に分けるところまでは済んだみたいですね。 あとは池底を天日干しし、水と在来種を戻せば終わりです。 池の水がなくなっていたのにも驚きですが、それ以上に、水抜きした池を見るために集まった沢山の人にも驚きました。 というか、私も同類なんですが… 井の頭公園は、たまに来てぼーっと写真を撮ったりするのが好きな場所なんですよね。 いつもそこそこ混んでいますが、 この日くらい混雑していると気が抜けなくて疲れるので早々に退散。 また桜の季節に来る予定です。 関連する記事 |