アーロンチェアを購入 買って正解!PC操作が多い方に超おすすめの多機能デスクチェア今年はデスクチェアを新しいものに新調しようと考えていた私。 腰に負担がかからないという椅子を購入した事はあるのですが、思うような座り心地の椅子ではなかったため、結局捨てる羽目になってしまい、それからというもの椅子問題は放置状態となっていたのです。 仕事時間が長いこともあり、腰や背骨にかかる負担が気になってはいたものの、なかなか合うものを探す機会がなく・・ 多分、私はどちらかというと腰は強い方であり、現時点で腰が痛いといった症状があるわけではないのですが、1日の大半を椅子の上で過ごしているのですから、そこをないがしろにはできません。 ということで、色々迷った挙句、間違いなく評価が高い Herman Miller(ハーマンミラー)社のアーロンチェアを購入することに。 結論から言うと、買って大正解でした。 というわけで今回は、アーロンチェアの種類や機能、選び方について詳しく解説いたします。 【目次】 ・アーロンチェアの主な特長 アーロンチェアの主な特長まずは、アーロンチェアの特長について。 ・人間工学に基づいている ※保証については、ガス圧シリンダーのみ2年と保証が短いため、注意。 もともと、アーロンチェアを買うと決めていたわけではない私。 ショールームで様々なチェアを試させていただいたのですが、「アームの調整が細かく行える」「腰や背中へのフィット感が良い」など、私が欲しい機能を搭載したチェアは、どれもアーロンチェアとさほど変わらない価格のものばかり。 ショールームのスタッフの方に、アーロンチェアとその他のチェアの違いを訪ねてみたところ、一番大きな違いは「前傾チルトの有無」とのこと。 パソコンのキー入力時、椅子に対してやや前傾姿勢になることが多い、プログラマなどの職業に携わられている方に向く椅子なのだそうです。 どのような作業を行っている場合であっても、腰や背骨などあらゆる部分をサポートできるアーロンチェア、人間工学に基づいた椅子とはこういう製品のことを指すのかと、目から鱗が落ちた瞬間でした。 すでに使用しはじめて1か月ほどが経つのですが、背中や腰はもちろん、腕の疲れ具合がこれまでの椅子とは大きく異なります。 これまで、結構全身に力が入っていたのだなと改めて気づかされるくらい、パソコン作業が楽になりました。 アーロンチェアの外観アーロンチェアの外観をご紹介します。
写真はボスチャーフィットフル装備モデルで、デサインはグラファイト、サイズはA。 一番人気のモデルです。 モデルの種類やデザイン、サイズについては後述しているので、そちらをご覧ください。
アームの高さを自在に調整できます。 私には必須の機能です。 アーロンチェアの中でも価格の安いライトシリーズ(スタンダードタイプ)では、アームが固定されているものや、アームレスのモデルも存在しますが、デスクに向かって何らかの作業を行うのなら、調整できるアームは必須でしょう。
左側面に搭載されている、リクライニングの調整機能です。 最新のリマスターズモデルにおいては、この調整機能が2レバーから1レバーへと変更されるなど、よりわかりやすい構造が採用されていました。
右側面のレバー。
高さ調節レバーのすぐそばに、リクライニングの硬さ調節を行うノブがあります。 リクライニングが柔らかすぎると姿勢が安定しませんが、固すぎると圧迫感で疲れやすくなるので、適度な硬さへの調整が必要です。
背中部分には、骨盤をサポートする「ポスチャーフィット」と呼ばれる部品が搭載されています。 こちらも後述しているため、詳細については後の項をご覧いただきたいのですが、これがあるのとないのとでは、着席時の姿勢の安定感が大きく異なります。 一日作業を終えた後の、腰と背中の疲れ具合が大きく変わってくるのですよね。
右側面に搭載されている、ポスチャーフィットの位置調整を行うノブ。 アーロンチェアにも種類があるアーロンチェアと一口に言っても、全てが同じだというわけではありません。 大きく分けると、従来からのアーロンチェアと、最近登場したばかりのアーロンチェア リマスタードと呼ばれる新モデルの2種が存在しており、特に新モデルが既存ユーザーに好評を博しているのだとか。 当然、機能は新モデルの方が若干進化しているのですが、新モデルだけあって、既存のモデルよりも価格が数万高くなります。 操作が若干わかりやすくなっている事と、これまでの骨盤のサポートに加えて背骨までサポートするような機能が追加され、より座り心地が良くなっているというのが新モデルの特徴です。 従来からのアーロンチェアについては、フル装備モデルとライトシリーズ(スタンダートタイプ)が提供されており、売れているのはフル装備モデルです。 フル装備モデルとライトシリーズ(スタンダートタイプ)とでは大きく価格が異なるのですが、アーロンチェアならではの機能は、フル装備モデルを選んでこそ得られるもの。 ライトシリーズは、アーロンチェアの中では価格がかなり安いのですが、PC作業をする方にはおすすめできませんし、実際個人で購入される方は殆どいないのではないでしょうか。 ほかにもA(小)、B(中)、C(大)の3種のサイズがラインアップされており、デザインもグラファイト、ポリッシュドアルミニウム、チタニウムカラー、また張り地の種類などにも違いがあり、それらの違いによって価格が大きく変わってくるため、もしオンラインショップなどで自分で選んで購入するのなら、ある程度の事前調査は必須だといえるでしょう。 【ライトシリーズ(スタンダートタイプ)の機能】 ・ペリクルサスペンション(※) 【フル装備モデルの機能】 ・ペリクルサスペンション(※) 以下、フル装備モデルのみ ※アーロンチェアに採用されている背もたれや座面のメッシュ素材のこと ライトシリーズ(スタンダートタイプ)は、ただ居心地よく座りたいという目的は果たせますが、デスクに向かってパソコンを使った作業を行うのなら、可動アームや前傾機能を持つフル装備モデルを選ぶべきでしょう。 アーロンチェアのサイズアーロンチェアには、A、B、Cの3つのサイズが提供されています。 Cサイズは体格の大きい方向けで、日本では選ぶ人が少ないため米国からの取り寄せとなるようです。 【サイズの目安】 Aサイズ: 身長:147cm~157cm 体重:41kg~59kg Bサイズ: 身長:157cm~198cm 体重:59kg~135kg Cサイズ: 身長:160cm~198cm 体重:81kg~135kg 私は体があまり大きくはないため、AとBを両方試した上でAサイズを選びました。 サイズが合わないと、せっかくのアーロンチェアの機能が無駄になってしまう恐れがあるため、体に合ったサイズを選ぶようにしてください。 骨盤をサポート ランバーサポートとポスチャーフィットアーロンチェアは、背もたれに骨盤を支える部品が取り付けられており、その部品によって、着席時の骨盤をサポート出来るようになっています。 これ、あるのとないのとでは全然違うのですよね。 この部品にも種類があり、現時点では「ランバーサポート」と呼ばれる部品を装着したモデルと、「ポスチャーフィット」という部品が装着されたモデルが存在します。
ランバーサポートは旧モデルの部品(1994年~)で、その後にポスチャーフィット(2003年~)を搭載したモデルが登場したため、それを知っていればポスチャーフィットモデルを購入することになると思うのですが、知らずにランバーサポートモデルを購入する方がおられるかもしれません。 ランバーサポートを試したわけではありませんが、あとから出たポスチャーフィットモデルの方が使い勝手は良いと思われますので、特別な理由がない限りはポスチャーフィットモデルの選択をおすすめします。 なお先にも述べましたが、最近登場したリマスタードモデルについては、従来からのポスチャーフィットによる骨盤サポートに加えて、さらにその上の背骨までサポートできるような造りが取り入れられています。 実際に試させてもらいましたが、あるのとないのとでは腰や背中への負担が大きく異なります。 従来のモデルに比べると価格は上がりますが、予算に余裕があって、使い勝手に徹底的にこだわりたい方にはリマスタードモデルがおすすめです。 どこで購入するのが良いのかアーロンチェアの購入先について。 高価な買い物だけに、一番安いところで・・と思われる方も少なくないと思うのですが、価格に関しては、どこで購入してもほぼ一律。 ポイントの有無や送料等で、多少お得になる事はあるものの、大差はないと考えて良いでしょう。 私自身はまず、新宿の大塚家具さんで実際に試させていただいてから、念のためにAmazon等の価格を確認してみましたが、ポイントが付く以外に大差はないこと、また私が欲しいAサイズのグラファイトモデルが殆どなかったことから、大塚家具さんで購入することに。 大差がないのなら、何かあった時に相談しやすい所で購入した方が安心です。 他のチェアとの違い、どういったモデルが売れているかなど、とても詳しく解説してくださった店員さんが信頼できるという点も、購入の決め手です。 (押しつけがましい接客がとても嫌いなのですが、全くそういった接し方ではなかった、という理由もあります) 価格に大差はないといっても、数千円分のポイント付与は決して小さくはないため、自分に合ったサイズやモデルがわかっているのなら、Amazonなどで購入するのもアリだと思います。 その場合も、まずは実際に試せるところで試してみた方が良いでしょう。 【掲載製品の詳細】 ・ハーマンミラージャパン Aeron Chairs 関連する記事 |