シャンプーすると頭皮が乾燥する…でも湯シャンはムリ!な私がたどりついた洗髪方法とは
もともと、頭皮の皮脂量は多くはない私。
・どんなシャンプーを使っても頭皮が乾燥するという方
・シャンプーの負担は気になるけど、湯シャンはムリという方 ・ノンケミカルなシャンプーを探しているという方 頭皮の乾燥が気になる方だけでなく、ナチュラルなシャンプーを探している方や、脱ケミカルしたいけど湯シャンはムリ… なんて方のお役にも立てるかもしれません。 【目次】
・もともと、きついシャンプーは使っていなかった もともと、きついシャンプーは使っていなかったもともとシャンプーは、比較的おだやかな成分の製品を利用しているつもりでした。 海外製のオーガニックシャンプーや赤ちゃん向けのシャンプーなどを、 よく泡立てて地肌に負担がかからないように洗っていたのにもかかわらず、だんだんと乾燥を感じるようになってしまったんですよね。 使用していた製品は、たとえばNature’s Baby Organicsというメーカーの赤ちゃん向けのシャンプーやコンディショナー、 また人気の高いAubrey Organicsやmogansの製品などなど… Nature's Baby Organics Nature's Baby Organicsのシャンプーには、デシルグルコシドをはじめとする洗浄成分が使用されています。 デシルグルコシドは刺激性の少ない洗浄成分で、皮脂汚れはおとしつつも、その内側…角質層に存在するセラミドや脂質には影響を与えにくいため、 赤ちゃん向けの製品に使われる事が多いんですよね。 最初は良かったのですが、使い続けているうちに乾燥を感じるようになりました…。変なものが入っていないため、合う人には良いものだと思います。 Aubrey Organics Aubrey Organicsのシャンプーやコンディショナーも、泡立ちはわるいものの、髪にはりが出るような感じがして好きだったのですが、 乾燥を感じるようになってからというもの、髪はともかく地肌の乾燥の改善には効果ありませんでした。 ひょっとすると、単に乾燥しているだけではなくカビ…?(※) なんて思って、よくネットで名前を見かけるコラージュフルフルを使ってみたりもしましたが、 なんか違う感じ。
※もともと頭皮や背中など、皮脂の多い場所にはマラセチア属真菌と呼ばれる菌が住んでいますが、
その菌が何らかの原因によって増えすぎると、フケやかゆみが起こることがあります。
普通に乾燥してかゆくなります(泣 頭皮のかゆみが起こる原因として考えられるのは…そもそも頭皮のかゆみってなぜ起こるんだろうと思い、調べてみました。
・乾燥によって皮膚のバリア機能が低下している
・皮脂分泌過剰により、マラセチア菌が増殖(脂漏性皮膚炎など) ・シャンプーやワックスの洗い残しによる炎症 ・ヘアカラーなど薬品による炎症 ・皮脂欠乏症 生活習慣とか、普段使っているヘアケアが原因となるかゆみもあれば、 感染症や皮膚炎など、ちょっと自分ではどうにもならなさそうな原因もあります。 とりあえずひととおりの対処を行ってみて、 改善しなければ悪化する前に皮膚科に行った方が良さそうです。 シャンプー後に保湿すると、ややかゆみがマシに色々試しましたが、シャンプーの後に保湿をしっかりと行うと、かゆみがかなりマシになります。 ということはやはり、乾燥によるかゆみが起こっているんだろうという結論に。 知らず知らずのうちに、かいているのもダメなんだと思います。 皮膚はかけばかくほどヒスタミンが分泌され、さらなるかゆみが引き起こされます。 かくことで頭皮のバリア機能も低下してしまうため、とりあえずしっかりと保湿して刺激しないようにしなくてはなりません。 あまりにもかゆいときには(洗って髪を乾かした直後など)、市販の弱いかゆみ止めを使ったりもしました。
【頭皮の乾燥がひどいときの対処法】
・シャンプーしたあとに徹底保湿を行う ・かゆいときは、ソフトなかゆみ止めを使う バリア機能が低下した肌の保湿には、やはりこれです。 サンホワイト ワセリンなのですが、市販のワセリンのなかでも特に精製度が高く、油分以外のよけいなものを含んでいません。 ワセリンのような精製度の高い油分は、天然のオイルなどに比べるとアレルギーなどのトラブルを起こしづらいので、 皮膚科にいっても保湿にはこういったものが処方されることが多いと思います。 今回は頭皮なので、つけすぎるとべたっとしてしまうのですが、かゆみを緩和するのには強力な効果を発揮してくれました。 そして、かゆみ止めはこれ。 普段からつかっているものです。 オイラックスソフト オイラックスには複数のラインアップがあり、オイラックスソフトはステロイドを含まない第3類医薬品にあたるタイプです。 第2類医薬品として売られている方にはステロイドが配合されており、 かゆみ止めとしては強力だと思うのですが、オイラックスソフトで全然間にあうことと、 私自身はステロイドはほとんど使ったことがないのですよね。 もし、ステロイドを使わなくてはならないくらい状態がひどいのなら、まず皮膚科に行って医師に判断を仰ぐと思います。 というわけでちょっと肌がかゆい、寝ている間にかきそうだなと感じたら、私はオイラックスソフトです。 いっそのこと湯シャンに移行するべき?シャンプーしても保湿を徹底すれば、かゆみはおさまります。 しかしそもそも、シャンプーで乾燥してしまうのは皮脂をとりすぎているからであり、 とりすぎなければ乾燥はしないわけですよね。 自らシャンプーで皮脂をとりのぞき、乾燥するからと保湿を行う。 それってなんか変、とふと思いました。 しかし、皮脂を摂らないシャンプーって多分ありません。 というか、皮脂汚れを取りのぞくのってシャンプーする目的のひとつでもありますから、そんなシャンプーあったとしても売り物になりませんよね。 自分の求めるシャンプーがないとなると、もうシャンプーをやめるしかない… もちろん洗わないのじゃなくて、お湯で頭を洗う「湯シャン」に移行するしかないのかと。 湯シャンは良い?悪い?評価が大きく分かれているのが不安湯シャンとはシャンプーを使わず、お湯だけで頭をあらうという洗髪方法。 最近、湯シャンに移行する人が増えているのだそうです。 有名な海外セレブや芸能人にも、実行している人がいるのだとか。 ノーシャンプーだからノープーなんて言ったり、ちょっと笑えなくもないのですが、何か良さそうに思えてきます。 ただ色々調べてみると、賛否両論なんですよね。 湯シャンを絶賛している人、逆に批判している人の格差が大きいというか。 湯シャンを実践し、続けている人にとっては、湯シャンはとても良いものであるようです。 しかし、実践者のまわりでは「におい」が気になって仕方がない、やめてほしいという声も。 においというのは、もちろん頭皮のにおいです。 においは個人差があるんでしょうけど、もともと体臭が強い人は頭皮のにおいも強いでしょうし、 たとえ体臭が人並みであっても、香りのきついシャンプーを使わない時点で頭皮本来のにおいが前面に出てくると思われ… なので、湯シャンで全くにおわないという人は少数ではないでしょうか。 ヒト本来のにおいって、「悪臭」とはまた違うのかもしれませんが、良いにおいではないような気がするのですよね。というか、 良いにおいではないと思う。 ちょっとだけ湯シャンに挑戦してみた多分無理だろうとは思いつつ、どんな感じなのかという点に興味があったので、ちょっとだけ湯シャンに挑戦してみました。 お湯だけで頭皮や髪を洗うわけですが、お湯が熱すぎると皮脂を流しすぎてしまうため、 あくまでもちょっと温かいくらいの温度のシャワーを使って、汚れを落とすのだとか。 なんでも、シャワーで流すだけでも8割方の汚れは落ちるのだそうです。 そんな話を目にして、これだけ乾燥がひどいのなら、多分お湯だけでも十分に洗えるのではないかと思いはじめました。 しかし… シャンプーを使うとものすごく乾燥するくせに、お湯だけだけだと髪がべたべたします。 正確にいうと、頭皮の脂っぽい感じは確かに取れているんですけど、髪にまとわりついた皮脂が落ちていなくて膜が張っている感じ。 シャンプーしたあとのさっぱり感がありません。 うーん、なんか気持ち悪い。 ただ、このべたつきも最初だけで、シャンプーをしないでいると次第に落ち着いてくるのだそうです。 普通、シャンプーをすると皮脂が取り除かれますよね。 そうやって皮脂が取り除かれたことによる乾燥を防ごうとして、頭皮が皮脂をたくさん分泌しようと頑張るのだそうです。 シャンプーをやめた直後は頭皮の皮脂分泌が活発なままであるため、べたつきを強く感じますが、 続けているうちに皮脂の分泌量が少なくなり、べたつかなくなるとか。 なので今だけだと思って、とりあえず自分なりに頑張って1週間続けてみました。が… 無理でした…。 皮脂はもともと多くないためか、湯シャン2~3日くらいでかなり落ち着いたのですが、 髪を触った時に手につく頭皮のにおいが気になります。 頭皮本来のにおいであり、意識しなければにおうわけではないんですけど、この状態で外出するのはイヤだなと。汗かいたときなどに、におわないか心配です。 シャンプーだと皮脂取れすぎ、湯シャンだと皮脂残りすぎ。 これらを足して2で割ったくらいに、適度に皮脂が落ちるシャンプーってないのかなと本気で思います。 無添加の石けんシャンプーを試してみた石けんシャンプーを試してみました。 というか、石けんシャンプーは初めてではありません。 使っていたのは、頭皮の乾燥が気になる以前ですが、石けんシャンプーならではのクセや、使い方のコツはよくわかっています。 乾燥肌にはオレイン酸の多いオイルが向いているので、 オレイン酸を豊富に含むオリーブオイルを石けんのベースに使用した、パックスオリー(PAX Olie)シャンプーを使ってみました。 パックスオリー(PAX Olie) 太陽油脂のシャンプーは、「パックスナチュロン」の方は使ったことはありますが、パックスオリーの方は初めて。 太陽油脂の製品って、どれも余計なものがつかわれていなくて安心して利用できるんですよね。なのにリーズナブルなところが好きです。 パックスオリーの成分 ほんのり精油の香りがします 石けんシャンプーってものによっては脱脂力が強く、頭皮の乾燥には向かないものも多いです。 ただパックスオリーは頭皮がやや敏感な人、また私と同じようにかゆみがある人でも使えたという声を見かけていたので、 もしかして…と思ったんです。 というわけで使ってみました。 が… 3回ほど使いましたが、やはり乾燥します…。 洗い心地はとても良いです。 石けんシャンプーでこれほど使いやすい製品、あまりないかもと思います。 使い続けられないのが残念… パックスオリーの専用容器には泡ポンプがつかわれており、押すと泡になったシャンプーが出てくるんですよね。 石けんシャンプーってこれでもかというほど泡立てる必要があり、上手く泡立っていないと洗いあがりが悲惨なことになりやすいのですが、 泡立てる必要がないところが良いです。 石けんシャンプーとしては成分もお値段も、使い心地も優秀な製品です。 しかしやはり脱脂力はそれなりにあるため、私の頭皮には合わないんですよね…。 乾燥すると同時に、頭皮のバリア機能が低下して敏感になっているのかなとも思います。 育毛系のシャンプーは?低刺激なアミノ酸系やベタイン系、また無添加の石けん系もダメ、 なら高価なものが多いように思われる、育毛系のシャンプーくらいしかないのかな?と思いはじめました。 育毛系のシャンプーには育毛成分が含まれているだけではなく、当然ながら洗浄成分に配慮があったり、 保湿成分が沢山配合されていたりするので、頭皮の状態もよくなりそうな感じがします。 ただ、保湿成分が多く含まれたアミノ酸系シャンプーでも、乾燥は改善しなかったことを考えると、 育毛系シャンプーでも同じ気がするのですよね。 多くは保湿成分が多く含まれたアミノ酸系シャンプーに、育毛成分が含まれているだけですし、 それ以前に育毛成分とか余計な気がします…。 やや高価だから、失敗してほとんどあまった…なんてことになるのが嫌だというのもあり、試しませんでした。 どうにもならなかったら試してみるかも? 100%ハーブでできた粉末シャンプーを使ってみる これいいかも毎日頭のこと考えるの、うんざりしてきました。 なので、以前から使っていたシャンプー&ワセリンでの保湿に戻ってみたり、 また性懲りもなく湯シャンをしてみたりと、迷走しています。 そんなときふと、だいぶ前に少しだけ使ったことがあるハーブシャンプーの事を思いだしました。 悪くなかったにもかかわらず、日常で使いづらくて止めてしまったんですが、そのハーブシャンプーなら皮脂を取りすぎない洗い方もできます。 ちなみにハーブシャンプーといっても、一般的な容器に入っているような液状のシャンプーではありません。 粉末の状態で売っているんです。 粉末を使う直前にお湯に溶かし、その溶液で頭を洗うというもので、正直言って普通のシャンプーに比べると使いづらいです。 ただ、防腐剤などの添加物が一切入っていないんですよね。 ハーブ100%の「乾燥粉末」なので、防腐剤など余計なものを入れる必要がないんです。 本当の意味でノンケミカルだといえるシャンプーです。 ハーブシャンプー「香る髪」 皮脂をとりすぎない粉末のシャンプー以前使っていたのは、アートビーングというメーカーが販売する、「マハラニ ハーブシャンプー 香る髪」というハーブシャンプーです。 ケミカルな成分を含まないシャンプーに変えたくて使いはじめたんでした。 結局、使わなくなってしまったのですが…。 マハラニ ハーブシャンプー 香る髪 先にも述べたように、「香る髪」はハーブを100%使ったシャンプーで、普通のシャンプーやコンディショナーに含まれているような化学物質は一切含んでいません。 ハーブの粉をお湯に溶かし、髪につけて洗うだけ・・という手軽さで、泡がたたないので「ちゃんと洗えるのか?」と最初に思いましたが、 これがちゃんと洗えるんですよね。 成分は、アカシアコンシナ果実(シカカイ)にアンマロク果実、カッシアイタリカ葉、フラー土、 アザジラクタインジカ葉、バンウコン根、ヘンナ、オレンジ油という内容。 幾つかの種類があって、配合するハーブによって少しずつ仕上がりが異なるのだそう。 私がつかっていたのは、オレンジ精油の香りがするタイプで、洗浄力は普通くらい。 皮脂が多い方向けのハーブもあります。 中身はこんな感じ。 アルミパウチの中に、真空パックしたハーブの粉が入っています。(写真は開封した後なので、空気が入っています) これを少しだけ、ボトルなどに入れたお湯に溶かすわけですが、粉を溶かしたお湯はただの色つき水という感じ。 泡も全く立たないので洗えている感じがしないのですが、髪につけて長めに時間をおけば、頭皮のさっぱり感を感じるくらい皮脂を落とせるんです。 コンディショナー不要でも、トリートメント効果を持つハーブのおかげで髪が手触りよく仕上がります。 なんでも、含まれているハーブの一つ「シカカイ」という植物に、天然の石鹸成分であるサポニンが豊富に含まれているのだそうで、 それでさっぱりと洗えるのだとか。 これが当たりでした。 汚れは落ちるんですけど、皮脂を落としすぎません。 髪はさっぱり、でも頭皮が乾燥している感じがないんです。 いまさらですが、すごい。 不満は、思ったよりオレンジの香りが薄いことと、粘性がないので使いづらいことくらいです。 以前はそれが気に入らなかったんですが、 あうシャンプーが見つからない今となっては、全然気になりません。 他のハーブも試してみるシャンプー効果があるのは「シカカイ」というハーブなのだそうで、 「シカカイ」単独の粉末も試してみました。 アカシアコンシナ果実(シカカイ)100%の粉末です ほとんど泡立たないんですけど脱脂力はかなりのもので、ほんの少ししか使っていないのに、 皮脂が落ちます。 ただ、単独だとちょっと合わないかも…。 粉の量が多かったり髪につけてから時間を置きすぎると、皮脂がとれすぎるので加減が難しいです。 初めからミックスしたハーブの方が、私には使いやすいですね。 逆に皮脂の多い方には、あうと思います。 さらに、アムラというハーブも使ってみました。 アムラ(アンマロク果実)とは、主にインドや台湾などで栽培されているフルーツのこと。 現地では普通に果物として食べられているようですが、ビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれていることより、 サプリメントやヘアケア製品などにも使用されています。 アートビーイングのアムラ粉末は、髪のトリートメントに利用できるもので、 使い方は先にあげたハーブシャンプーと同じ。 お湯に適量をとかし、髪につけてしばらく放置したあと洗い流します。 中の粉末は真空パックになっており、酸化の心配がありません その代りカチカチになってるけど・・ 言葉では表現しにくいのですが、栄養豊富というだけあって、アムラを使うと髪がツルッとした手触りになるんです。 コンディショナーでパックしたあとのような、栄養が満ちている感じです。 まあ、コンディショナーを使ったときほどサラサラにはなりませんけどね。 あとですね、このアムラも軽く皮脂をとる効果があるように感じます。 香る髪やシカカイほどではありませんが、アムラだけをつかった場合でも、洗い上りの頭皮や髪がさっぱり仕上がるんですよね。 ずっとアムラだけだとべた付いてくるので、 合間に香る髪やシカカイでリセットが必要ですが、基本はアムラだけの方が、髪や頭皮は元気でいられる感じがします。 欠点をあげるとすれば「面倒」なのと「インドっぽい香り」ようやく、頭皮が乾燥しないシャンプーを見つけたわけですが、 ハーブシャンプー「香る髪」には欠点もあります。 欠点と感じるかどうかは人にもよりますが、 普通のシャンプーのようなテクスチャーではないため、ちょっと使いづらいのですよね。 お湯に溶かすのも、普通のシャンプーに比べると面倒です。 あと、植物成分100%であるためかハーブのにおいが前面に押し出されており、 なんというかインドっぽい香りがします。 アジアン雑貨のお店のようなにおいというと、わかりやすいでしょうか? 苦手ではありませんが、ヘアケアの香りとしてはちょっと違和感があります。 まあでも、香りはアロマのブレンドオイルを髪につけたり、外出時には薄く香水をつけることでなんとでもなります。 香りの強いヘアケア製品が苦手な方には、かえって使いやすいかもしれませんね。 以上、頭皮を乾燥させないシャンプーについての記事でした。 粉のハーブシャンプーは万人に使いやすいものではありませんが、 今使っているシャンプーの洗浄力が強すぎるという方、またノンケミカルなシャンプーをお探しの方にはおすすめできる製品です。 お値段もお手頃ですので、興味があれば試してみてください。 関連する記事 |